
主体性のない主人公のお使いRPG。
村で能なしと揶揄され迫害を受けている主人公だが、聖剣の精霊を名乗るシルフィに世界を救う勇者として選定されたことでのぼせてしまい、世界に散らばるクリスタルから力を得て分不相応にも魔王撃破を掲げ出立してしまうのだった。
ファミコン風な見た目通り中身もスカスカ
主な特徴
- サブイベントなし
- キャラ別イベントなし
- 最後まで通常攻撃がメインになる育成
- キャラの差別化もほぼなく全員がレベルを上げて物理で殴れ
- 高いエンカウント率(逃げるはほぼ100%)
ファミコン風をうたうのだから何も問題ないのだろうが、本当にそれだけしかなくスカスカぶりも模倣している。
設定やキャラを掘り下げることのないシナリオやレベルを上げて物理で殴るだけの育成など、遊んで得られる楽しさや期待感がほとんどないから逃亡が低確率でテンポまで崩していたら間違いなく途中でやめている。
寝室はいつでも選べる「ご奉仕」のコマンドで何度でも同じものが発生するが、取って付けただけなのでシナリオと関連性がなく魅力にならない。NPCの前でおっぱじめて反応を楽しむとかもない。
シナリオも昔ながらの予定調和だらけ
主人公の他にもう一人の勇者である幼馴染のナディアがいて、ナディアは自分が本物の勇者だと主張するが核心には触れず匂わせな言い回しをして濁す。
それには理由があるわけだが、結局真実の告白はできずじまい。そのせいで事態が悪化してしまうも愛と勇気と友情で困難を乗り切ろうというご都合主義展開になる。絵にかいたような使い古された展開ありきの予定調和。
ナディアが危機的状況に陥ると無能設定なはずの主人公が覚醒するが、そのイベントも愛と勇気の根性論で力を得るというもの。死んだとしても英霊たちに愛と勇気を称えられて復活。主人公を抹殺しようとしたキドラントの町長みたいなやつもお咎めなし。
主人公の迫害設定を入れたのは逆境に置かれていても愛と勇気があれば何でも乗り越えられるんだという展開を強調したかったからだろうか。
だとしてもその設定に関して何も触れない描かないのでは説得力がなく覚醒イベントを予定調和として昇華させるだけだった。
レトロを売りにしているがダメなところもそのままなのでシナリオもキャラもスッカスカ。
遊ぶのは今の人なのだから見た目以外はある程度ブラッシュアップしないと不満を生じさせるだけである。
・クリアまで3~4時間
・寝室は10
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